ノゾキが許されていた時代
僕は臭いんですが、剣道部だった。部活って言ってもほとんど毎日遊んでた。
部員も少なくて、僕を含めて同級生3人。男ばっかり。
剣道場はちょっと高い位置にあって、体育館はその下にあって
体育館の横に他の部の部室(バレー・バスケ)があった。もちろん女子です。
下の部室は剣道場側に窓があって、夏なんか窓を開けて着替えをしてくれてました。
当然上から覗いてました。変態です。
友達「うおお!今日、窓開いてんじゃん!!」
僕 「うお!ままマジで!?」
おおおお!バ、バスケ部じゃん!!
友達「おい○○!入ってきたぞ!!」
僕 「うおぉ!!」
バスケ部には巨乳の里子がいる!きき、巨乳!!
友達「うるさい!テテテンション下げろ!馬鹿!」
道場の外の位置にうつ伏せでスタンバっているので声は聞こえる距離だ。
ガチャッ。
「……だよねぇ。」
「うん…。」
来た!!ドキドキドキドキ…
「!!!!」
僕 「里子じゃないじゃん!!」
友達「うるさいって!知るか!」
落ち着け。里子じゃなくてもいいじゃないか。うん、全然いい!!
うおおお!二人!!
友達「あれは2年の子だな。」
僕 「ほう!一人けっこうかわいいじゃん!!」
友達「…あれは、奈美って子じゃないかな?」
僕 「ほほう!詳しいね。奈美ちゃん!!」
ドキドキドキドキ
さ、さぁ脱げ!脱げ奈美!!
奈美「あっついねぁ~。」
奈美たちはブラウスの胸元をパタパタしながらしゃべっていた。
一向に着替える気配は無い。
僕 「どーした!?早く!!」
友達「黙って待て!あほ!」
僕 「…」
友達「…」
「…」「…」
友達「…着替えないな。」
僕 「…うん。」
友達「暑いな。諦めるか?」
僕 「お、おう…。」
ば、馬鹿!この根性無しが!!
しかし耐え切れず、この日は断念した。
後日。窓が開いてるのを確認して、僕は暑さ対策としてポカリとタオルを用意し、臨戦体制で待った。
今日は僕一人だ。絶対に諦めない!!
「…」「…」
ガチャッ!キタァァァ!!ドキドキドキドキ
さささ里子里子来い!!
僕 「奈美かよ!!」
いや待て!奈美ちゃんのほうがかわいいじゃないか!!いいぞ!いい!!
今日は奈美一人だった。
今日の奈美は手際がいい!早速、着替えに入った!!
うおおぉぉ!きき、きたぁ!
奈美は向こうを向いて、ブラウスのボタンを外しているようだ。
窓の外は壁に面しているので、開けっぱなしでも気にならないらしい。
うお!!!
スルっとブラウスが下がり、奈美の肩が見えた!おおおおお!
こここ、こっち向け!!
僕は若干身を乗り出すような感じで見ていた。
僕のチンコは地面に刺さりそうなくらいヴィンヴィンになっていた。
奈美のブラ紐が見える!!さぁブラウスを脱ぎ捨てろ!!
奈美がブラウスから腕を抜く!!
僕 「うお!!」
奈美「!!」
声が出てしまった!奈美が振り返る!!
奈美「!!」
僕 「!!」
目が合った。奈美は驚きの表情。
奈美「…(ニコリ)」
バババ、バレた!!僕はうつ伏せの状態のまま後ろに下がった。
ドキドキドキドキドキ
僕 「……わ、笑った??」
奈美は驚いた後、微笑んだように見えた。
お察しの通り、速攻便所で抜きました。
次の日は何事も無く過ごした。
バレてないのか?いや、確実にバレた。
でも何も騒ぎにもなってないし。こわいよ~。
放課後、部活に出ずに帰ろうとしたら下駄箱の所で、
「せんぱぁ~い!」
だ、誰だ!?
奈美「先輩、待ってくださいよぉ。」
うお!なな、奈美ちゃん!やばい!いよいよ来たか!!
僕 「ななな、な何?」
奈美「(ニコニコ)」
こえ~!!でも怒ってはなさそう。
奈美「先輩、昨日覗いてたでしょお?」
うわああぁ!!やっぱり来たかぁ!!
僕 「いいいいや、ななな何言ってんの?」
ごまかせ!何とかごまかせ!!
奈美「バレてますよー。目、合ったじゃないですか。(ニヤニヤ)」
いやだ!もういやだ!!終わりだよ!!
僕 「いや、あれはだね、奈美ちゃん…。」
奈美「あ、先輩私の名前知ってるんですねぇ。(ニコニコ)」
僕 「お、怒ってないの??」
奈美「怒ってないですよぉ。」
奈美「先輩「噂」どおりだったから、目が合ったとき思わず笑っちゃいましたよぉ。」
う、噂!?僕は後輩にまで「変態」扱いなのか!?うおお!!
僕 「おお、おう。そそそ、そうか。ははははっ。」
奈美「ふふふふっ。」
もう笑うしかなかった。でもちょっとホッとした。
奈美「先輩もう帰るんですかぁ?」
僕 「おお、おう。」
奈美「じゃあ一緒に帰りましょうよぉ。」
何!?何が目的なんだ!??
奈美「暑いからアイス食べたいんですぅ。(ニコニコ)」
た、タカリか!!ま、まぁアイス位なら。
アイス屋さんに着いた。
奈美「…(ニコニコ)」
何だ!?何見てるんだ?
僕 「なな、奈美ちゃん?だだ、誰かに言った?その…。」
奈美「大丈夫ですよ!私、先輩のこと嫌いじゃないですもん。」
何!?嫌いじゃない?って事は、もしかして!?
奈美ちゃんはニコニコしながらアイスを食べている。
やっぱり結構かわいいじゃん。ちょっとアホっぽいけど。
奈美「先輩の噂はきいてますよ~。噂だけで私、夢中ですよ。」
どどど、どんな噂聞いてんの!?
しかし、奈美ちゃんは明らかに僕に好意をもっている。間違いない。
これは惚れられている!!間違いない!!うおおお!?
もう僕は覗きがバレたって事なんか忘れていた。
僕 「…奈美ちゃん。」
奈美「はい?」
僕 「……お、俺と付き合ってく…」
奈美「イヤですよぉ!!!先輩「変態」じゃないですか!!!」
早いって!奈美ちゃん早いって!!しかも変態って!!!
奈美「突然何言い出すんですか!先輩やっぱ面白いですねぇ。(ニコニコ)」
こ、この小娘が!僕は真面目に言ったのに!!
こうして、覗きはバラされなかったものの、たまに飯などを奢らされました。
数日後。
すっかり落ち着きを取り戻した僕は、久々に部活に出るため道場に向かった。
道場の入り口付近に着いたとき、
「○○せんぱぁ~い!」
誰だ?誰か下から呼んでる。
体育館のほうを見下ろしてみると、奈美が部室の窓からのぞいていた。
奈美はブラウスのボタンを真中くらいまで外して、こっちを向いて胸元をパタパタやっていた。
うおおおぉお!!大サービスじゃないか!!
奈美「先輩!今日は覗かないんですかぁ!?今私だけだからいいですよ~!!」
馬鹿!!大声出すんじゃありません!!
どうやら完全におちょくられていたようです。
奈美「先輩!今日もアイス!!(ニコニコ)」
そう言いながら、ブラウスから左肩をちらっとのぞかせた!!うおお!!
奈美ちゃんはとっても良い子でした。